- HOME
- 診療案内
診療案内
腎臓内科
腎臓内科は主にネフローゼ症候群・腎炎・腎不全などの腎疾患全般、その他体液・水・電解質の異常などの診療をしています。診療内容は、腎疾患の診断に必要な腎生検から薬物療法、食事療法のほか、血液透析などの血液浄化療法を行っています。
腎臓の働き
体の老廃物を除去し血液中の水分や電解質のバランスを一定に保ちます。その他血圧のコントロールやビタミンDを活性化するホルモンを分泌します。
腎臓病について
腎臓の働きが悪くなると、老廃物や水分を身体の外へ排出できなくなり食欲不振や体調不良の原因になります。
また、活性型ビタミンDが不足して貧血を起こしたり、骨がもろくなったりします。腎臓病は自覚症状がほとんどないため、定期健診を受けることはとても大切です。
腎不全について
血液をろ過して老廃物を取り除く腎臓の機能が十分に働かなくなった状態を「腎不全」といいます。
腎不全の原因はさまざまですが、原因に関わらずほとんどは進行性で、不要な老廃物や水分、ナトリウムなどが排出されずに体内に溜まって尿毒症状態となります。
【急性腎不全】
大出血・脱水・火傷などさまざまな原因により腎機能が急激に低下した状態をいいます。腎機能低下は一時的で、大抵は治療を受けることにより、病気前の状態に戻ります。
【慢性腎不全】
慢性腎炎や糖尿病など種々の疾患により、徐々に腎臓の機能が低下することで起こります。慢性腎不全になると、腎機能低下は進行性で最終的には、定期的な透析により血液中の老廃物や余分な水分を取り除くか、腎移植を受けることになります。
腎臓の働きが、正常の10%以下になると臨床的には「末期腎不全」という状態になり、むくみ・高血圧・吐き気や頭痛・疲労感や食欲不振・無気力などのつらい症状が出てきます。
泌尿器科
泌尿器科とは、主に尿路と男性生殖器に関連する多様な病態を取り扱う診療科であり、腎臓の働きや男性の生殖機能を保持させることを目的としております。
<取り扱う臓器と疾患>
主として上部尿路(腎臓・尿管)、下部尿路(膀胱・尿道)、男性生殖器(前立腺・精巣・精巣上体)に発生した腫瘍・炎症(特異性・比特異性)・外傷・奇形などを取り扱います。とりわけ泌尿器科の大切な役割は、これらの多様な病態に起因した尿路閉塞状態を解除することでもあります。
<泌尿器科の主症状>
次のような症状があったら早めに泌尿器科を受診されることをお勧めします。
- 尿に血が混じる
- PSAが高いと言われた
- 尿が出にくく回数が多い
- 尿が漏れる
- 排尿するとき痛む
- 側腹部に差し込む様な痛みがある
- 陰のうが腫れて来た
- 精液に血が混じる
血液透析
血液透析は「人工透析」「人工腎臓」とも呼ばれ、日本で広く行われている治療法です。血液透析は専用の機械によって行われ、手術によって作成された「シャント」と呼ばれる血管から血液を体外に取り出します。そして、「ダイアライザー」と呼ばれる濾過器を通過させることにより血液中の不要な毒素や体内に溜まった水分を除去します。こうしてきれいになった血液を再び体内に戻す治療法で一回の治療時間は4時間程度かかり、これを週2~3回行います。透析導入時は、入院しシャント手術や水分制限などがありますが、退院後は、通院で治療を行うことができ、また仕事先や旅先の透析施設でも治療を受けることができるため、生活の幅を広げ快適な透析生活を送ることが可能です。